みなさんはお肉を食べられる機会は多いでしょうか。
ステーキや焼き肉など、お肉が嫌いな方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか!
せっかくお肉を食べるなら美味しいお肉を食べたいですよね!
今回は、美味しいお肉として有名な亀岡牛をご紹介したいと思います!
亀岡牛とは!
亀岡牛は、その名のとおり亀岡市で生産されています。
亀岡市は、京都府の中部(京都市の西隣)に位置していて太古は湖だったと伝えられる亀岡盆地の一部をなしているのです。夏と冬の気温差が激しく、秋から初冬にかけては全国でも有数の深い霧が発生することでも有名なんですね!また、古くから近隣市町とともに丹波国と称されて豊穣の土地として栄えてきました。
このような自然環境は見た目にも美しいものですが、その豊かさは様々な農産物を生み出しています。盆地であるため、平地や中山間地や山間地があり広大な農地ではそれぞれの地域特性を生かして水稲をはじめ京野菜も多く生産されているんです!
野菜だけに留まらず、畜産についても亀岡市は京都府内において盛んな地域であり、豊かで厳しい自然環境がおいしい肉質を持った牛を育ててきました。
亀岡における牛の歴史は、他の地域と同様に農耕用として始まっています。明治以降は農耕用としての役目を終えた黒毛和種が、お肉として私たちが食べるようになったんですね!
もともと、亀岡は豊穣な土地の恩恵を受けて牛の飼料となる良質な麦の生産が盛んであったため、農耕用の黒毛和種が飼養されてきた経過があります。
昭和61年に市内のイベントで大々的に市内で飼養されているお肉をふるまったところ、そのおいしさが広く評判となりました。これを契機に「亀岡牛」としてのブランドを確立したのです!そのおいしさの認知拡大を目的に、ブランド認定機関である「亀岡牛枝肉振興協議会」が設立されて、現在までさらなるブランド振興を図っています。
このように、地域に密着したブランド牛として知られているんですね!
亀岡牛の特徴とは!
令和元年11月17日に京都市中央卸売市場第二市場で開催された第66回近畿東海北陸連合肉牛共進会において、亀岡市の畜産農家が最優秀賞(農林水産大臣賞)と優良賞をW受賞されました。神戸牛、近江牛、飛騨牛などのブランド牛を含めた選りすぐりの肉用牛計100頭が出品される中、霜降りの均等さや脂肪の光沢と質が非常に高く評価されて、亀岡牛が最優秀賞と優良賞を同時に獲得するという快挙を達成しました。
誰もが知るブランド牛と肩を並べて受賞しているのですから、とてもすごいことですよね!
亀岡牛は、丹精込めて育て上げたやわらかくコクのある、ひと味違うおいしいお肉となっています!その秘密は、亀岡市の美しい水と空気の中で大切に育てられていることにあるのです!夏と冬の気温差が大きく、その厳しい環境がお肉を引き締め、「霧の都・亀岡」と呼ばれる深い霧が、しっとりとした味わい深いものに育て上げます。
やわらかな触感とやさしい甘み、そして、からっとした艶のある脂は、しつこさを感じないジューシーさです。これは通常より2ヶ月~半年ほど長く飼育して牛が成熟するのを待つことで、よりお肉の風味や脂の艶を引き出しているからなのです!
その他にもブランド牛として飼料にもこだわり、統一された条件のもとに飼養されています。おいしく味わってもらうためには、安全・安心であることが基本です。定期的に、飼養農家で会議を開催し、情報交換・共有をするなど、常に衛生環境に気を配った飼養方法が実践されています。
このように、品質にもとても気を使って亀岡牛が育てられているんですね!みなさんも、是非とも亀岡に足を運んでいただき、亀岡牛をあじわってくださいね!