みなさんはお米がお好きですか。
白ご飯が食卓に並び、おかずと一緒に食べるとまさに至福の一時といえます。
今回は、京都丹波キヌヒカリをご紹介したいと思います!
京都丹波キヌヒカリがつくられているところ
京都丹波キヌヒカリは、亀岡市・南丹市・京丹波町で生産されています。
亀岡市・南丹市・京丹波町は、総面積1,144.29km2、京都府全体の24.8%です。耕地面積は、70.50 km2でそのうち稲がつくられているのは37.93 km2、実に耕地面積の約53%を占めているのです。
京都丹波キヌヒカリの特徴
「キヌヒカリ」は、絹のように白く艶やかなお米で、コシヒカリよりも粘りが少なく、さっぱりとした味わいが特徴です。
京都丹波地域は分水嶺を境に日本海側と太平洋側の気候が混在しています。北部地域はやや冷涼で、特に冬季には山間部を中心に積雪の多い日本海側の気候が顕著となっています。一方、南部地域は比較的温暖な気候ですが、秋から冬にかけては桂川流域の平地部では濃霧が発生しやすく日照時間は短くなっています。
このような特徴的な気候を有する京都丹波地域は、夏場の昼と夜の寒暖の差が大きくこの温度差がお米の登熟を高めるので、昔からおいしいお米が出来る地域として知られています。
京都丹波キヌヒカリはこの京都丹波独自の気候と豊かな大地、きれいな水に恵まれたお米です。
生産者の声をご紹介!
京都丹波キヌヒカリは、生産者の方が一生懸命育ててくれた結果、私たちの手元に届きます。
ここでは、生産者の方の声を一部ご紹介したいと思います。
第3回 「京のプレミアム米コンテスト」金賞 受賞
吉田 正美さん
生産地:南丹市日吉町志和賀
「良食味のお米づくりを目指し、充実した大粒のお米に仕上げるため、丈夫な稲づくりを心がけています。
種まきは薄くして丈夫な苗をつくり、株間を広げて田植えをする「疎植栽培」により、丈夫な稲を作っています。
こまめに草刈りを行い、品質を下げる原因となるカメムシの発生を抑えています。
刈り遅れのないように、集落全体で適期に収穫しています。」
「キヌヒカリ」では2例目の「特A」
(一財)日本穀物検定協会(東京都)は良質米作りの推進と米の消費拡大を目的に、食味ランキングを行っています。全国の代表的な産地品種を実際に食べてみて、基準米(コシヒカリ)と比較して、おおむね同等なものを「A´ 」、良好なものを「A」、特に良好なものを「特A」など、5段階で評価します。
京都丹波地域で京都丹波キヌヒカリの「特A」獲得に向けた取り組みが始まったのは平成21年のことです。京都府と関係機関からなる「京都丹波米良食味推進協会」を設立しました。
情報紙「京都丹波米良食味だより」の発行をするなどし、栽培技術の向上に取り組んでいます。
その結果、平成28年産米の食味試験で初めて最高評価の「特A」に選ばれました。
京都府内で丹後地域以外の産地が「特A」を獲得したのは初めてであり、「キヌヒカリ」という品種では食味ランキングの歴史の中でも2例目という快挙です。
その後も29年・30年と3年連続で「特A」を獲得しています。
このように、生産者と関係機関が一丸となって美味しいお米作りに取り組み、過去に2例しかない「特A」獲得キヌヒカリの1つとなりました。品質が高く美味しい京都丹波キヌヒカリを是非ともご賞味ください。