みなさんはしめじはお好きでしょうか。
秋が旬であるしめじ類は、素朴な味わいで食卓を彩ってくれますよね!
昔から「香りまつたけ、味しめじ」といわれるほど、味がよいとされているきのこです。小さく、かわいらしい形に加え、ざっとほぐすだけの手軽さで、炒めものや煮もの、炊き込みご飯などに幅広く使えるのも嬉しいですよね!
現在、しめじとして売られているのはほとんど人工栽培された「ぶなしめじ」という種類なんです。最近は色の白い「ホワイトしめじ」もあり、上品な色と、つるんとした口当たりが楽しめるのも魅力ですよね!
ところで、ぶなしめじとは全くの別物の「ホンシメジ」というしめじをご存じでしょうか?
希少性から高級品とも「幻のきのこ」とも呼ばれているんです! 天然のホンシメジの旬は秋となっていて、10月中旬ごろに収穫を迎えます。20年くらい前に人工栽培に成功し、三重県を中心に栽培されてきましたが、最近では京都丹波地域で栽培が行われています!旬の本しめじは、ぷっくりとしていて歯ごたえもよく、噛むとうまみを堪能できるだけでなく、香りも楽しめるんですよ!
皆さんは「大黒本しめじ」というしめじをスーパーや道の駅で見かけたことはありませんか?
今回は、この大黒本しめじをご紹介したいと思います!
大黒本しめじとは!
大黒本しめじは、水と緑の綺麗な町である京丹波町で育てられています。
京丹波町は、丹波松茸・丹波黒豆・丹波栗・瑞穂大納言小豆等の山の幸、里の幸の産地としても有名ですよね!
「大黒本しめじ」は、京丹波町内にある瑞穂農林株式会社で栽培されている「ホンシメジ」というきのこの商品名です。
2001年に設立されたこちらでは、京都府内で発生する間伐材を利用して「ハタケシメジ」(大粒丹波しめじ)の生産をしていましたが、2013年に大黒本しめじの生産を開始しました。
現在では、日本最大のシェアを誇る大規模栽培を誇っています。
大黒本しめじは、今まであまり市場に出回っていませんでしたが、最近はいろいろなお店で見かけるようになりました。栽培が非常に難しいことで知られておりとても希少なきのこであることから、「幻のきのこ」と呼ばれているのです!
ブナシメジの栽培期間は約100日ですが、大黒本しめじ約1.3倍の約130日かかってしまうのです!さらに、カビや細菌に弱くて長い期間キレイな環境で育てる必要があり、栽培開始後~30日間は特殊な培養室で栽培しないといけないのです!
大黒本しめじを育てる培地は、杉のおが粉を使用しています。森の資源の有効利用をしているんですね。
このように、徹底的な衛生管理のおかげで安定した生産が可能となってるんですね!
大黒本しめじの特徴をご紹介!
大黒本しめじの特徴は、通常のしめじよりもプリっと大きく、食感もコリコリとした食感になっているんです!松茸を圧倒する程の旨み成分が含まれていることから、「香りまつたけ、味しめじ」と昔から言われてきているのですね!
大黒本しめじを口に含むと、ほのかに「木」の香りがします。食感も気持ちの良い弾力があり、食べただけで満足感が味わえます。そのままの味を生かして塩焼きもおいしいですし、料理にアレンジしてもおいしいんですよね!
旨み成分が豊富で歯ごたえたっぷりな大黒本しめじは、和洋中問わず煮物・焼き物・汁物をはじめ、季節のお祝い膳にも華を添えます。
その優れた品質により「京のブランド産品」としても認定されています。
たくさんのレシピに利用できる大黒本しめじを是非とも食べて見て下さいね!